梅干し作り【完成】~梅干しの健康効果~
6月の梅の収穫期からお伝えしていた梅干し作りもついに完成しました。
(前回までは、こちらを参照してください。→梅干し作りに初挑戦!!【塩漬け】、続・梅干し作り【赤紫蘇と一緒に漬け込む】、
梅干し作り【いよいよ天日干し】)
色鮮やかで、ふっくらと美味しそうに仕上がりました。
早速、晩御飯にいただきました。
味の方は・・・・・・「酸っぱい(+_+)!!!!!!」と言葉では表現できない酸っぱさでした。
これが本当の梅干しの酸っぱさなのかなと思いました。
今でも、昨日の酸っぱさが蘇ります。
ちょっと、気になったので梅干しの健康効果について調べてみました。
①アンチエイジング効果、美容効果・・・梅干しには、シミやしわの原因となる活性酸素をおさえる「梅リグナン」や「カテキン酸」など抗酸化力をもつ成分がたくさん含まれています。また、栄養素をエネルギー変換しやすくする作用をもつクエン酸が含まれているため、ダイエット効果も期待できます。
②疲労回復・・・梅干しに含まれるクエン酸には、疲労の原因となる乳酸を体外に排出し、疲労を蓄積しにくくする効果が期待できます。リンゴ酸には糖質の代謝を助ける働きがあります。
③食中毒予防・・・梅干しに含まれているクエン酸には、細菌が増殖するのを防ぐ抗酸化作用があります。夏場のお弁当には梅干しがピッタリですね。また、クエン酸やベンズアルデヒドには、食中毒の原因ともなる腸炎ビブリオ菌を殺菌する効果があるともいわれています。怖い菌から体を守ってくるため、健康維持には欠かせません。
④インフルエンザ予防、胃潰瘍予防、胃がん予防・・・和歌山県立医科大学(和歌山県和歌山市)の宇都宮洋才准教授によると、梅干しに含まれる梅酢ポリフェノール(エポキシリオニレシノール)がインフルエンザウイルスの増殖を抑え、感染力を弱める力があることが分かりました。受験シーズンは特にインフルエンザ予防に気を使い、ピリピリしている時期なので、受験生は梅干しを毎日食べて健康に受験を乗り切りたいですね。また、梅干しに含まれる梅リグナンの一種「シリンガレシノール」という機能成分にはヘリコバクター・ピロリ菌を抑制する効果があります。日本人の半分以上が感染していると言われるピロリ菌は胃炎や胃潰瘍、胃がんに影響を及ぼす菌だといわれていますので、ぜひ梅干しで抑制したいですね。
⑤血流改善・・・梅干しを加熱することで「ムメフラール」という血液の流動性を高める成分が生じ、血流を促進する効果があることが明らかにされています。そのため、加熱した梅干しには高血圧などの生活習慣病が原因で引き起こされる動脈硬化の予防や、女性に多い冷え性の改善に対して高い健康効果があると言われています。
このように、良いこと尽くしの梅干しですが、あれほど大量の塩を入れているので、塩分の摂り過ぎにならないか心配になりますよね?
実は、梅干しには血圧を下げる効果も確認されているため、それほど神経質にならなくても大丈夫なんです。(余談ですが、みそ汁も血圧を下げる効果のある成分が含まれているため、塩分の摂り過ぎを気にしなくて良いそうです。)
カルシウムや鉄分、マグネシウム、亜鉛などのミネラルも豊富に含む梅干しを毎日の食事に取り入れて、食中毒や生活習慣病を予防したいですね。健康的な生活を望む人はもちろん、アンチエイジングやダイエット効果を期待する人も、毎日の食生活にぜひ梅干しを取り入れてみましょう。
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